愛さないって言ったの公爵様じゃないですか　変転オメガの予期せぬ契約結婚

出版社からのコメント

【第二の性】向け薬品開発により成功を収めた新興貴族ファルコナー家長男でβのアシュレイは、リーダーシップを発揮するαの次男と愛嬌で皆に好かれるΩの三男と家業に励んでいる。ある日、グレンヴィル公爵家よりファルコナーのΩを求める求婚状が届く。願ってもいない提案だが、三男は幼なじみの侍従と将来を誓う関係。そこでアシュレイは家督を次男に譲り、Ω変転薬を使って自分が嫁ぐことを決める。相手は冷酷ながら見目麗しいと評判の当主、レナード・グレンヴィル。婚姻の宣誓を終え、迎えた初夜で早速彼に番契約を求められるが、変転薬を使ってΩになるにはαとの性行為が必要不可欠なうえ、行為自体に経験のないアシュレイの体はレナードを受け入れることができなかった。“Ω”と番えなければ結婚した意味がない……そう落胆し離婚を切り出すレナードに、アシュレイは結婚継続の提案を持ちかける。「変転にご協力いただけたら、レナード様が望むΩの番になってみせます」−−目的の合致した二人は偽装夫婦の“契約”を結ぶことになり……！？